電子車検証のセキュリティコードとICカードリーダー|選び方と読み取れない時の対処

車検証閲覧アプリでICタグを読み取るとき、必ず入力を求められるのがセキュリティコードです。また、パソコンで読み取る場合はICカードリーダが必要になります。

この記事では、セキュリティコードの役割と記載場所、ICカードリーダの選び方、そして読み取りに失敗するときの原因を整理します。

セキュリティコードとは

電子車検証の券面に記載されているコードです。車検証閲覧アプリにこのコードを入力してから、ICタグを読み取ります。

なぜ必要なのか

ICタグの中には、所有者の氏名・住所といった個人情報が記録されています。もしコードなしで読めてしまうと、車検証を手元に持っていない第三者が、車に近づくだけで情報を読み取れてしまうおそれがあります。券面を見られる人=車検証を正当に手にしている人だけが中身を見られるようにするための仕組みです。

そのため、車検証をコピーして他人に渡すときは、コード部分の取り扱いにも注意が必要です。

読み取りに使える機器

スマートフォンで読む場合

  • NFC対応のiPhone(iOS 18・26に対応)
  • NFC対応のAndroid端末(Android 13〜16に対応)
  • iPadは非対応。NFC機能を搭載していないため動作対象外です

NFCは、交通系ICカードやおサイフケータイで使われている近距離無線通信です。対応していない機種では読み取れません。

パソコンで読む場合

  • Windows 11(バージョン24H2)+ ICカードリーダの組み合わせで利用できます
  • 使用できるリーダは、国土交通省が公開している「電子車検証動作確認済みICカードリーダ一覧」(PDF)で確認できます
  • 企業向けにサイドローディング版のアプリも提供されています

ICカードリーダの選び方

確認項目ポイント
動作確認済みかどうか国土交通省の一覧に載っている製品を選ぶのが確実です
接触式/非接触式電子車検証のICタグは非接触(かざすタイプ)です。マイナンバーカード用の非接触リーダが流用できることが多いです
接続方式USB接続が一般的。据置型は複数台を連続で処理する事業所向きです
設置スペース受付カウンターに置くなら、券面を載せやすい平置きタイプが扱いやすいです
台数受付と工場で読み取るなら複数台あると滞留しません

整備工場・販売店のように1日に何台も読み取る現場では、スマートフォンよりPC+据置型リーダのほうが確実に速いです。読み取ったデータをそのまま業務システムに取り込む運用にするなら、なおさらPC側で完結させたほうが手数が減ります。

読み取れないときのチェックリスト

症状確認すること
コードを入れてもエラーになるセキュリティコードの入力誤り。券面の記載をもう一度確認してください
かざしても無反応端末がNFC非対応、またはNFCがオフ。iPadは対象外です
反応が不安定ICタグと端末の読み取り位置がずれています。背面を少しずつ動かして当ててください。厚いスマホケースは外します
PCで認識しないリーダのドライバ、Windowsのバージョン、動作確認済み機種かを確認してください
まったく読めないICタグの破損の可能性。折り曲げ・水濡れ・コピー機のフィーダー使用が原因になります。管轄の運輸支局等で再交付が必要です

※対応OSや動作確認済み機種は順次更新されます。導入前に国土交通省の電子車検証特設サイトで最新の情報をご確認ください。

事業者の方へ|機器をそろえただけでは工数は減らない

リーダを導入して読み取れるようになっても、画面を見て台帳に手入力しているなら、作業量は電子化前とほとんど変わりません。

  • 閲覧アプリは、他のソフトとの連携に使えるファイル形式でデータ出力できます
  • この出力を取り込める自動車整備システム車両販売システムなら、車両台帳への入力がほぼ不要になります
  • 取り込めないシステムを使い続けると、読み取り作業が増えた分だけ工数が上がります

機器の選定と同時に、受け止める側のシステムが対応しているかを必ず確認してください。

整備工場・車両販売店の方へ|電子車検証は「読み取れる体制」が前提になります
電子車検証は券面を見ても車検満了日も所有者情報も分かりません。預かった車検証を目視して台帳に書き写す運用は成り立たなくなり、車検案内の精度がそのまま入庫台数に響きます。閲覧アプリが出力したデータを取り込める自動車整備システム自動車整備ソフト)や車両販売システム車販ソフト)に切り替えれば、車両台帳への手入力をほぼなくせます。 整備システム 比較整備ソフト おすすめの条件を知りたい方、整備ソフト 安い製品や長期契約に縛られない整備システム リースなしの導入形態を探している方は、 整備システム比較.comで主要製品の機能・価格を比較できます。整備・車販・鈑金を一体で扱う DREAM POWER(新車の仕入れルート確保)(日本カーネット)の総合案内もあわせてご覧ください。

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