電子車検証の再発行(再交付)手続き|紛失・ICタグ破損時の必要書類と申請先
電子車検証をなくしてしまった、洗車で濡らしてしまった、折り曲げてICタグが読めなくなった——こうしたときは再交付(再発行)の手続きが必要です。
この記事では、電子車検証の再交付をどこで・誰が・何を持って申請するのか、そしてICタグが破損したときの扱いについて、国土交通省の案内にもとづいて整理します。
まず確認|ICタグが破損すると車検証は無効になる
電子車検証は、台紙とICタグを合わせたものが1つの車検証です。国土交通省は「ICタグを切り取ると無効な車検証になる」と明記しています。
したがって、次のような状態は再交付が必要です。
- ICタグ部分を折り曲げてしまい、閲覧アプリで読み取れなくなった
- 水濡れや強い圧力でICタグが破損した
- ICタグを台紙から切り離してしまった
- 券面が汚れ・破れで識別困難になった
- そもそも車検証を紛失した
ありがちな破損原因
コピー機のフィーダー(自動原稿送り)機能で電子車検証をコピーすると、ICタグが破損するおそれがあります。コピーを取るときは必ず原稿台に置いてください。券面をコピーすること自体は可能です。
どこで再交付を申請するか
申請先は使用の本拠の位置を管轄する運輸支局等です。普通自動車(登録車)は運輸支局・自動車検査登録事務所、軽自動車は軽自動車検査協会の事務所・支所で手続きします。
申請できるのは自動車検査証の使用者です。本人が行けない場合は、委任状を用意すれば代理人による申請もできます。
再交付に必要な書類
国土交通省が案内している必要書類は次のとおりです。
| 書類 | 備考 |
|---|---|
| 自動車検査証再交付申請書(OCR申請書第3号様式) | 窓口で入手できます |
| 手数料納付書 | 所定の手数料印紙を貼付して提出します |
| 使用者の委任状 | 申請書に使用者の記名がある場合は不要 |
| 自動車検査証 | き損または識別困難な場合のみ必要(紛失時は不要) |
| 本人確認書類 | 運転免許証など |
※手数料の金額や様式は改定されることがあります。申請前に管轄の運輸支局等または国土交通省の案内で最新の内容をご確認ください。
再交付までの流れ
- 使用の本拠の位置を管轄する運輸支局等を調べる
- 必要書類をそろえる(破損した電子車検証が手元にある場合は持参する)
- 窓口で申請書を記入し、手数料印紙を貼付した手数料納付書とあわせて提出する
- 新しい電子車検証の交付を受ける
紛失に気づいたら、できるだけ早く手続きしてください。運行時に車検証を車に備え付ける義務は電子車検証になっても変わりません。手元にない状態で運行するのは避けるべきです。
紛失前にできる備え
①閲覧アプリでPDFを保存しておく
車検証閲覧アプリでは、車検証情報が記載された電子署名付きPDFをダウンロードできます。あらかじめ保存しておけば、万一なくしたときも車台番号や登録番号をすぐ確認でき、手続きがスムーズです。ただしPDFは車検証そのものの代わりにはなりません。
②自動車検査証記録事項を保管しておく
電子車検証の交付・記録更新時に渡される補助書面です。ICタグに入っていて券面に出ない情報が印字されています。運輸支局等の窓口や設置された印刷端末でも入手できます。
③ケースに入れて保管する
電子車検証はA6サイズ相当(横177.8mm×縦105mm)と小さく、紙の車検証より紛失しやすくなりました。専用の電子車検証ケースや車検証入れに入れ、グローブボックスで保管するのが安全です。折り曲げ厳禁・水濡れ注意は徹底してください。
事業者の方へ|再交付を減らす運用
整備工場・販売店では、預かった電子車検証の取り扱いがそのままトラブル件数に直結します。
- 受付時にケースごと保管し、ICタグに圧力がかからないようにする
- コピーが必要なときはフィーダーを使わず原稿台で取る
- 車検証情報はコピーで持つのではなく、閲覧アプリで読み取ってデータで管理する
特に3点目は重要です。車検証をコピーしてファイルに綴じる運用を続けていると、コピーの機会が増えてICタグ破損のリスクも上がります。読み取ったデータをシステムに取り込む運用に変えれば、破損リスクと入力工数の両方を同時に減らせます。
電子車検証は券面を見ても車検満了日も所有者情報も分かりません。預かった車検証を目視して台帳に書き写す運用は成り立たなくなり、車検案内の精度がそのまま入庫台数に響きます。閲覧アプリが出力したデータを取り込める自動車整備システム(自動車整備ソフト)や車両販売システム(車販ソフト)に切り替えれば、車両台帳への手入力をほぼなくせます。 整備システム 比較や整備ソフト おすすめの条件を知りたい方、整備ソフト 安い製品や長期契約に縛られない整備システム リースなしの導入形態を探している方は、 整備システム比較.comで主要製品の機能・価格を比較できます。整備・車販・鈑金を一体で扱う DREAM POWER(新車の仕入れルート確保)(日本カーネット)の総合案内もあわせてご覧ください。
