電子車検証ケースの選び方|横177.8mm対応・100均は使える?

電子車検証はA6サイズ相当と小さくなり、ICタグが破損すると車検証そのものが無効になるという特性があります。そのため、保管方法とケース選びの重要性が紙の車検証時代より格段に上がりました。

この記事では、電子車検証の正確なサイズ、ケース選びで見るべきポイント、そして100均のカードケースが使えるのかどうかを整理します。

電子車検証のサイズ

項目内容
サイズA6サイズ相当(横177.8mm × 縦105mm
素材厚紙にICタグを貼付
従来の紙の車検証A4サイズ

注意したいのは、一般的なA6サイズ(105mm×148mm)とは寸法が違う点です。電子車検証は横に長く、177.8mmあります。「A6対応」と書かれたケースでも、148mm想定の製品には収まりません。ケースを選ぶときは必ず実寸(横177.8mm×縦105mm)で確認してください。

ケース選びで見るべき4つのポイント

①内寸が横178mm以上あるか

最重要です。ぎりぎりのサイズだと出し入れのたびに角が折れ、ICタグ破損の原因になります。少し余裕のあるサイズを選んでください。

②ICタグ部分に折り目・圧力がかからない構造か

二つ折りのケースでも、折り目の位置がICタグにかからないものを選びます。ICタグは折り曲げ厳禁です。破損すると読み取れなくなり、再交付が必要になります。

③防水性があるか

水濡れもICタグ破損の原因です。完全防水である必要はありませんが、透明のビニールポケットに入るタイプは安心です。

④自賠責保険証明書などを一緒に入れられるか

車に備え付ける書類は電子車検証だけではありません。自賠責保険証明書、定期点検整備記録簿などをまとめて入れられるタイプが実用的です。ただし詰め込みすぎてICタグ部分に圧力がかかると本末転倒なので、収納枚数には余裕を持たせてください。

100均のカードケースは使える?

結論としては「サイズが合えば使えるが、選ぶ際は実寸の確認が必須」です。

  • 100円ショップのA6サイズケースは105mm×148mm想定の製品が多く、横177.8mmの電子車検証は入りません
  • 「長形」「洋形」など横長タイプのクリアケースなら収まることがあります
  • 硬質のハードケースは折り曲げ防止に有効ですが、出し入れで角が当たらないか確認してください
  • チャック付きのポリ袋は防水性がありますが、他の書類と一緒にすると圧力がかかりやすい点に注意

売り場で選ぶときは、メジャーで内寸の横幅が178mm以上あるかを実際に測るのが確実です。

保管場所|どこに置くのが正解か

場所評価
グローブボックス推奨。直射日光と雨を避けられ、備付け義務も満たせます
ダッシュボードの上非推奨。直射日光・高温で劣化しやすく、盗難のリスクもあります
自宅で保管不可。運行時は車に備え付ける義務があります
座席下・ドアポケット非推奨。踏まれる・折れる・濡れるリスクが高い場所です

備付け義務は変わっていません

電子車検証になっても、運行時に車検証を車に備え付ける義務は従来どおりです。閲覧アプリで出力したPDFやスマートフォンの画面は、備え付ける車検証の代わりにはなりません。

ICタグを壊さないための注意点

  • 折り曲げない:ICタグ部分を折ると読み取れなくなります
  • 切り取らない:台紙とICタグを合わせたものが電子車検証です。ICタグを切り取ると無効な車検証になります
  • 濡らさない:水濡れは破損の原因です
  • コピー機のフィーダーに通さない:自動原稿送り機能を使うとICタグが破損するおそれがあります。コピーは原稿台で
  • 強い圧力をかけない:他の書類と一緒に強く挟まない、重いものを載せない

万一破損した場合は、使用の本拠の位置を管轄する運輸支局等で再交付の申請が必要です。

事業者の方へ|預かり時の破損トラブルを防ぐ

車検や整備で車検証を預かる整備工場・販売店では、返却時の「読み取れない」トラブルが起きると責任問題になりかねません。

  • 受付時にケースごと預かり、ケースから出さない運用にする
  • コピーが必要な場合は原稿台で1枚ずつ。フィーダーは絶対に使わない
  • そもそもコピーを取らず、閲覧アプリで読み取ってデータで管理する運用に切り替える
  • 預かり時・返却時にICタグの状態を確認し、記録に残す

コピーを前提にした事務フローを続けている限り、破損リスクはゼロになりません。読み取ったデータを業務システムに取り込む形にすれば、車検証に触れる回数そのものを減らせます。

整備工場・車両販売店の方へ|電子車検証は「読み取れる体制」が前提になります
電子車検証は券面を見ても車検満了日も所有者情報も分かりません。預かった車検証を目視して台帳に書き写す運用は成り立たなくなり、車検案内の精度がそのまま入庫台数に響きます。閲覧アプリが出力したデータを取り込める自動車整備システム自動車整備ソフト)や車両販売システム車販ソフト)に切り替えれば、車両台帳への手入力をほぼなくせます。 整備システム 比較整備ソフト おすすめの条件を知りたい方、整備ソフト 安い製品や長期契約に縛られない整備システム リースなしの導入形態を探している方は、 整備システム比較.comで主要製品の機能・価格を比較できます。整備・車販・鈑金を一体で扱う DREAM POWER(新車の仕入れルート確保)(日本カーネット)の総合案内もあわせてご覧ください。

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