電子車検証をもらってない・もらえないのはなぜ?車検後に更新されない・届かない理由と確認方法

「車検に出したのに新しい車検証が返ってこない」「電子車検証が更新されていない気がする」。電子車検証になってから、この相談が非常に増えています。

そのほとんどは不具合でも手続き漏れでもありません。電子車検証は仕組み上、車検のたびに新しく交付されるとは限らないためです。この記事では、その理由と、本当に問題がないかを自分で確認する方法を説明します。

先に結論

車検のあとに新しい電子車検証をもらってない、更新されていないように見えるのは、多くの場合は正常です。電子車検証の券面には車検で変わらない情報だけが印刷され、有効期間の満了する日はICタグの中に記録されます。そのため券面の記載が変わらない車検(継続検査)では、ICタグの記録だけが書き換わり、券面は前のまま返ってきます。さらに、満了日などを印字した自動車検査証記録事項も、券面が変わらない車検では2025年末で運輸支局等の窓口での配布が終わりました。更新されたかどうかは、車検証閲覧アプリで満了日を読み取るか、フロントガラスの検査標章の年月で確かめられます。

整備工場・販売店の方へ ─ お客様に「車検証が届かない」と聞かれたときの説明と、満了日の管理方法 ↓

車検を受けても電子車検証が新しく交付されない理由

電子車検証の券面には、継続検査で内容が変わらない「基礎的情報」だけが印刷されています。自動車登録番号、車台番号、使用者の氏名、車名・型式などです。

一方、有効期間の満了する日はICタグの中に記録されています。つまり車検を受けて有効期間が延びても、書き換わるのはICタグの中身だけで、券面の印刷内容は何も変わりません。券面が変わらないのですから、新しい券面を発行する必要もありません。

ポイント

券面に印刷された情報に変更がなく、ICタグの記録更新だけで完了する継続検査では、電子車検証そのものは新しく交付されません。手元の電子車検証をそのまま使い続けます。券面の交付年月日が古いままでも問題ありません。

これは、記録等事務代行者の制度とセットで設計されています。国土交通大臣から委託を受けた記録等事務代行者は、自らの事業所でICタグの記録更新と検査標章の印刷ができます。だからこそ、車検のたびに運輸支局等へ車検証を受け取りに行く必要がなくなりました。

本当に更新されているか確認する3つの方法

①車検証閲覧アプリで有効期間を読み取る

最も確実な方法です。車検証閲覧アプリに券面のセキュリティコードを入力し、ICタグを読み取ると、有効期間の満了する日が表示されます。ここが新しい日付になっていれば、正しく更新されています。

②自動車検査証記録事項を見る

自動車検査証記録事項は、ICタグの内容をA4に印字した補助的な書面です。券面に出ない満了日が印字されているので、アプリを使わずに確認できます。ただし、券面の記載が変わらない車検では2025年末で運輸支局等の窓口での配布が終わりました。2026年以降の車検では、戻ってきた書類に入っていないことがあり、これも正常です。必要なときは閲覧アプリでPDFを出力するか、運輸支局等の印刷端末で印刷できます。記録事項の見方は自動車検査証記録事項とはで見本つきで解説しています。

③検査標章(車検ステッカー)で確認する

フロントガラスに貼る検査標章には満了年月が表示されています。日付単位までは分かりませんが、年月が新しくなっていれば車検は通っています。

こんなときは?ケース別の考え方

状況考え方
車検後、券面の交付年月日が前のまま正常です。券面は再発行されないため日付は変わりません
アプリで読んだら満了日が古いままICタグの記録更新が済んでいない可能性があります。車検を依頼した整備工場に確認してください
そもそも紙のA4の車検証のまま電子車検証は交付開始日以降に新たに交付を受けるタイミングで切り替わります。まだ切り替わっていないだけの可能性があります
自動車検査証記録事項が見当たらない・もらえなかった券面が変わらない車検では2025年末で窓口配布が終わっています。閲覧アプリでPDFを出力するか、運輸支局等の印刷端末で入手できます
読み取り自体ができないICタグ破損の可能性があります。管轄の運輸支局等で再交付の申請が必要です

紙の車検証には戻せない

電子車検証の交付対象となる手続きを行った場合、紙の車検証に戻すことはできません。閲覧アプリから出力したPDFを印刷したものは、あくまで内容確認用の控えです。

また、電子車検証になっても運行時に車検証を車に備え付ける義務は従来どおりです。スマートフォンの画面や印刷したPDFが、車に備え付ける電子車検証の代わりになるわけではありません。

整備工場側から見た「もらえない」問題

この誤解は、ユーザーからの問い合わせという形で整備工場の負担になっています。車検の引き渡し時に、次の3点を口頭でも書面でも伝えておくと問い合わせが減ります。

  • 券面は変わらないこと(新しい車検証は出ないのが正常)
  • 満了日はICタグの中にあり、閲覧アプリか自動車検査証記録事項で確認できること
  • ICタグは折り曲げ厳禁で、破損すると再交付が必要になること

あわせて、工場側で満了日をデータとして管理していれば、ユーザーが自分で確認しなくても車検案内を出せます。券面に満了日が印刷されない以上、満了日はシステムで持つしかないというのが電子車検証時代の前提です。

整備工場・販売店の方へ

満了日が券面にないなら、台帳で持つしかありません

継続検査ではICタグの記録が書き換わるだけで、券面は変わりません。お客様に車検満了日を聞かれたときに答えられるのは、満了日をデータで持っている工場です。

日本カーネットの自動車整備システム(自動車整備ソフト)「DREAM POWER」は、車検証閲覧アプリでICタグを読み取ったあと、車両登録画面に電子車検証の管理番号を入れて「取得」を押すだけで、車検証の内容を台帳に登録できます。ファイルの保存や選択は要りません。車両販売システム(車販ソフト)の機能も一体です。

  • 普通車も軽自動車も対応
  • 2023年1月の電子車検証スタート時から連携に対応
  • スマートフォン(NFC対応機種)の閲覧アプリでも連動
  • QRコードスキャナー(オプション)での読み取りにも対応

読み取りから1日以内に取得してください。スキャナーでの読み取りには専用機器が別途必要です。「整備システム 比較」「整備ソフト おすすめ」「整備ソフト 安い」「整備システム リースなし」といった条件でのご相談にも対応します。

登録の流れ
閲覧アプリでICタグを読み取る
DREAM POWERに管理番号を入力
「取得」で車両台帳に登録

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